物質科学セミナー - 物性・分子工学サブプログラム

物質科学セミナー

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タイトル	透過型電子顕微鏡を用いた触媒のその場観察
講演者	橋本綾子 NIMS連係物質・材料工学サブプログラム物質・材料研究機構　エネルギー・環境材料研究センター　環境制御観察グループ　グループリーダー
日時・場所	日時：12月19日（木）16：30～18：30 場所：オンライン（Zoom）
要旨	透過型電子顕微鏡は原子レベルで材料の構造を解析できる計測手法である。しかし、電子を用いるため、観察は真空中となり、多くの材料の実際の動作環境との乖離がある。そこで、顕微鏡内の観察環境を制御するその場観察技術が発達してきている。私達は、触媒材料の観察のため、ガス雰囲気で加熱しながら材料を観察できる試料ホルダーを開発した。本セミナーでは、試料ホルダーの紹介とともに、これを用いて触媒を観察した例を説明する。また、最近は得られた画像からの情報抽出処理にも注力している。今まで定性的な議論になりがちであった連結性や分散性に関して、ホモロジーを活用して顕微鏡画像を解析しているので、併せて紹介する。