ビスマスや雪の結晶などに見られる、骸晶(がいしょう)と呼ばれる凹多面体型の結晶は、形状やサイズの制御が難しく、その精密な構造制御は結晶成長分野における課題の一つです。山本教授、山岸助教らは、キラルな構造をもつ有機分子の結晶化プロセスを精密に制御することで、サイズ、形状、配向性が揃ったマイクロサイズのお椀型結晶の作製に成功しました。また、お椀としての機能や、連結することによるマイクロサイズの芳香族分子模型の作製にも成功しました。
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お椀型多面体マイクロ単結晶の均一かつ精密な成長制御に成功>
原著